卒業式! | ノスタルジック小学校

卒業式!


昨夜の
嵐のような雨と強風がまるでウソのように
一夜明けた今朝は、
穏やかに晴れて風もなく
春を先取りしたような陽気だった。

あわただしく卒業生の長女を送り出し、
一足遅れて会場に到着。

驚いたのは
体育館のステージを利用してひな壇が作ってあり、
そこに卒業生が全員着席したこと。

自分たちの卒業式では
ステージ上には日の丸立派な松の盆栽校長がいて、
ひとりひとり
名前を呼ばれては卒業証書を受け取りに壇上に上がった記憶があったのに、
今日の式典では
壇と校長は体育館の中ほどにあり、
ステージ側から次々にひな壇から下りてくる卒業生が
サイネリアの鉢植えに囲まれて
文字通り花道を歩いては、証書を受け取りに歩いた様子。
時代が変わったのか、
それとも特別にラフな式典だったのか、
あからさまに主役が子どもたちと言わんばかりの卒業式だった。

校長式辞と来賓祝辞のあとは
卒業生と5年生によるお別れの言葉。

以前にこのブログでも書いたように、
卒業生の仰げば尊しも下級生の蛍の光もなく、

・ゆずの友達の唄
・平原綾香の誓い(これは5年生)
・アクアマリンのCOSMOS
・レミオロメンの3月9日

まるで大晦日のレコード大賞のような雰囲気だった(笑)。

はじめの2曲は、
学年で選ばれた子どもたちが
シンセサイザー4台と簡易ドラムと大太鼓(バスドラムの代わり?)とグランドピアノの合奏隊が
メロディーを演奏してくれるのだけれど、
平原綾香の誓いなんてかなり難易度高い楽曲だから
演奏ミスが耳についてたまらなかったです(苦笑)。
ゆずの友達の唄は一部、輪唱だったんだけど
追いかける方が走って走って主旋律と合わなくて、
それを聞いているともう気になって気になって(笑)。
どちらの曲も、メロディーに対して言葉を乗せるのが難しい歌だから
雰囲気を感じ入るよりも
聞き入る神経の方が敏感になっちゃった気がする。

後半の
COSMOS  と
レミオロメン 3月9日  、
これは文句なく上手かったな。
歌詞もよかったし、ソプラノが感動的に体育館に響きわたっていた。

最近の小学生はなんの恥じらいも衒いもなく
こんなに堂々と大勢の前で歌い上げるものなのかといつも感心してしまう。

号泣を覚悟していた今日の卒業式だったんだけれど、
実際には
厳粛で厳かというよりは、とても爽やかな式典だった。

やや肩すかしを喰らった感じがなくはないけれどね。

盛りそば的な卒業式とでも言おうか。

出来れば
天ぷらうどんくらいにしてほしかったな(笑)。