祝・世界一! | ノスタルジック小学校

祝・世界一!


アメリカに敗れ、韓国に敗れたときには
もう準決勝進出なんてだれも期待していなかったんじゃないだろうか。

とてもドラマティックだった今WBC
今日の決勝戦は実に気持ちよく勝ってくれた。

松坂上原
ついこのあいだルーキーだったような気がするのに、
気付けば日本を代表する投手になっている。
そしてふたりとももう父親だとか。
月日のたつのは本当に早いですね。
その分確実に自分が年をとっているわけだけど。

しかし
野球というのは
なんとも気の長いスポーツだと思いませんか。

100メートルもの向こうで投げる打つの攻防が行われている。
乾いた音とともに
見上げると
小さな白いボールが自分の頭上あたりに飛んでくる。

たとえばライトのイチローなんて
試合中に何考えているんだろうね。
ずっと集中しているのかなぁ。

テレビでじっと見ている分には
マラソンなんかも相当な時間がかかるけれど
あれはやっている選手自身はずっと走りっぱなしだから
初めから終わりまでペース配分とか駆け引きがありそうだ。
サッカーやラグビーになるとフィールドは広いんだけど
試合運びにはある程度全員で参加しているふうに見える。

でも
野球って
ゲームの流れをナイン全員で運んでいなさそうというか
把握しきれていなさそうというか
あっちとこっちでやっていることが違っていて
みんな考えていることがばらばらに見えるゲームなんだけどどうなんだろう。

外野あたりでは
おー今日も激しくやってるなー
おっひとりアウトになりおった
こっちにはいつ飛んでくるんかいな

みたいなのんびりした感じがあって

バッテリーでは
あー遠くまで飛んでいったなー
あいつちゃんと捕るんかいなー
まあ任せなしゃあないなー

みたいなおっとりした感じがあって

まったく気の長いスポーツだ。
さすがにでっかい大陸で育っただけのことはあるね。

なんて思いながら
ワールド・ベースボール・クラシックを真剣に見ていたらけっこう面白かった。

さすがに今日の決勝戦では
そんなこと考えられないくらい白熱した戦いでしたけどね。