新学期に担任について考える | ノスタルジック小学校

新学期に担任について考える


新学期になり、
クラスや担任が変わってしばらく経ちましたね。
みなさんはいかがお過ごしですか。

そういえば我が家では
今年から2年間というもの
中学生と小学生と幼稚園児がひとりずつになって、なんだか慌しい。
3年後は高校生と中学生と小学生になってしまうんだけど
まあそれは
実際にそうなってから慌てることにして、
私は
もともと複数のことを同時にこなせるタイプじゃないので
これから行事やらなにやらを
すべて把握できるかどうかちょっと不安である。
いやできないだろうな。まいったな。

ところで
中1の長女の担任は、家庭科の先生だ。
おっとりとして優しそうだけど、
ご自身にも中学生のお子さんがおありだそうで
たまにはビシッと決めていただけるとありがたいかなと思う。
起こった姿がちょっと想像しにくい先生なんだよね。

小5の次女の担任は、社会科の先生。
もちろん小学校だから全教科を受け持ってくれるんだけど
専門は社会科なんだそうだ。
はじめにあと数年で退職ということを聞いて、
いったいどんなおばあちゃん先生かと思いきや
どうしてどうして。
これまでに見たこともないくらいパワフルな女性だ。
小柄で身のこなしは鋭く、声が大きくてやや関西の訛りがある。

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私が高校生だった時の、社会科担当の先生を思い出した。
偶然にも
同じように小柄な女性の先生で、声が大きくてパワフルだった。
関西の訛りこそなかったけれど
ふとその先生のことを思い出した。

世の中の仕組みなんて何も知らない高校生の私たちに
必死で世界の矛盾を説いてくれた。
自分たちから
半径数キロメートルくらいしか明らかじゃなかった世界が
ぱあっと霧が晴れたみたいに広がったような気がした。
むさぼるように新聞を読んだっけな。

あの頃から
世界がどう変わったのか
あるいは変わらなかったのか
変わらないのは何故なのか
今も時折考える。
私の手に負える問題じゃなさそうではあるけれど、
たしかにその先生からは
この世界における
ある種の捉え方のようなものを学んだと思う。
私の中のものさしのひとつになった。

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次女はまだ小学生だけど
彼女なりに
新しい世界観を広げてくれるといいなと思う。