読書のこと 3 | ノスタルジック小学校

読書のこと 3



夏休みに入るころ、長女に欲しい本があると言われた。

恥ずかしいことに私はその作家を知らなかった。

森 絵都

子どもに
どうしても読んでみたいと言われて渋る本好きの親はいないだろう。
早速、
カラフル
アーモンド入りチョコレートのワルツ
つきのふね
永遠の出口
いつかパラソルの下で
立て続けに読み終えて面白いと言う。

ちょっくら拝借して読んでみた。

軽い文章で、とても入りやすくて読みやすい。
しかし中身はどうしてどうして、
この人の作品の本当の味わいみたいなものは
真に大人になってしまった人たちのほうにこそ、ずっしりとこたえるんじゃなかろうかと思う。

まあ私の感想はさておき、
これはどういうことなのだろう。

あんなに本嫌いだった彼女が、いったいどうしたというんだろうね。
やっぱり
小1のときの担任が言っていたように、習慣づけの成果なのか。
それとも
彼女にとって物語が必要な時期がやってきたということなのか。

考えてみたけど、分からない。

途方に暮れる私の横で、ひたすらページを繰ることに没頭している長女。

しばらく様子を見ていたけれど
そのうちにさ、思ったよ。

・・・どっちでもいいか。

また明日にはマンガ本を手にしているかもしれないけれど
相変わらず国語の教科書はキライのままかもしれないけれど
そんなのはどうでもいいや。
読みたいものを読みたいだけ、
好きなものを好きなだけ読んでくれ(笑)。

自分だってここまでそうしてきたんだし。
決して高尚な趣味とはいえないままにね。

それに比べたらたいしたもんだよ?
(さあみなさん、私を大きな声で呼んでください、親バカだと!)

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次に読みたいのは
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?  だそうだ。

ふーん、
そっちのジャンルもアリなんだ。

私ゃ
ちょっと遠慮しとくね(笑)。