ノスタルジック小学校 -7ページ目

気になる。

最近気になってしょうがないCM。

某宅配ピザのものなんだけど、

小さな男の子が部屋の窓から、降りしきる雪を眺めていると
父親らしき男性が寄って来て、
「外食はムリだなぁ」
男の子はがっかりして
「ええっ!」
すると、母親らしき女性が
「じゃあ、ピザ○ットはどう?」

男の子がうれしそうに
「うんっ!」


こらこら。


外食がムリなほどの降雪なのに
宅配ピザは呼びつけるんかい。
なんて親子だ(笑)。


以前
まだ都内に住んでいた頃
やっぱり大雪が積もってしまったある夜。
どういうわけかたまたま食べるものがなく(笑)、
夫と乳飲み子と私の3人で困ってしまったことがある。

そこで
誰もがまず思いつくように、宅配ピザに電話したところ、
見事にきっぱりと断られたことを思い出す。

「雪なので、配達はムリです。」

あのCMでいちばん困っているのは
やっぱり現場の人達なんだろうなぁ(笑)。


ちなみに
ガスコンロのCMで、
クローゼットからいきなり織田信長が飛び出してくるの、
あれはけっこう好きです(笑)。

凧揚げ大会 2


一度だけやっこ凧を作ったことがある。

近所にものすごく手先の器用なおっさんが住んでいた。
けっこう年取ったおっさんだったけど、
独り者で、子どもがすごく好きなおっさんだった。
普通の竹馬とか空き缶竹馬とか、竹とんぼとか割り箸鉄砲とか、
子どもが遊びに来ればそこら辺にあるものでささっと作り上げてしまうから
近所の子ども達はけっこうこのおっさんに教えてもらうことが多かった。

4年生の時だったかな。
友だちのヨーコちゃんと一緒に、このおっさんに凧を教えてもらおうと材料を持って遊びに行った。
そしたらあっという間に
見事なやっこ凧が出来上がってしまったのだ。

竹ヒゴを濡らしてろうそくの火で炙り、ゆっくりと曲げていく。
普通の和凧と違って
やっこ凧は頭と両腕の、この部分がとても難しいのだ。
濡らしが足りなかったり、ゆっくり炙りすぎると焦げてしまう。
かといって
濡らしや炙りをおろそかにしてしまうと竹ヒゴはめきっと折れる。

おっさんは一度だけお手本を見せてくれ、
あとは
手を出すこともなく
でも放ったらかすこともなく
少しずつヒントをくれながら、
何本も焦がしたり折ったりする私たちを、とても上手に手ほどきしてくれた。
竹ヒゴを曲げる作業をあまりに慎重にやりすぎて
あとの事をほとんど忘れてしまったくらいだ(笑)。

でも夕方になると本当に見事なやっこ凧がふたつ出来上がった。
うれしくて
「おっさん、ありがとう!」 とお礼もそこそこにヨーコちゃんとふたりで引き上げた。
「優勝せぃよ!」 おっさんは私たちの後姿に大きな声をかけてくれた。
家に帰って、私はそれに
当時好きだった 「じゃりん子チエ」 の絵を描いた。
チエとテツと小鉄をどどんと大きく墨で描いて、それから絵の具で色を付けた。
我ながら、その出来栄えに大満足だった。

凧揚げ大会当日。
その凧は
風に乗り見る間に空高く揚がって行った。
新品のタコ糸ひと巻きと、家にあった半端のタコ糸をつないだ分。
じゃりん子チエが
だんだんと小さくなっていき、
タコ糸が
どんどん手元から離れていく。

操る右手は
それにつれて信じられないくらいに重くなっていった。

小学4年生のまだ小さな私には、その重さはもう手に余る程だった。
――手を離せば、凧はどうなってしまうんだろう。
でも
信じられないほどの重さよりも
はるかに高く揚がったことのうれしさの方がわずかに勝った。

空はそれほどまでに高くて
風はそれほどまでに強くて
大地はそれほどまでに広かった。

小さな自分の手に
自然が全て乗っかったような手ごたえだった。


その年、3位に入賞した。


冬晴れの青く澄んだ透明な空だった。



凧揚げ大会 1


冬休みの宿題といえば何を思い出すだろう。

書初め。
新年の抱負。
それとも漢字の書き取りに計算問題あたりかな。

でもO田小卒業生なら、真っ先にこれを挙げるに違いない。

凧作り。

3学期になってしばらくたったある日、
恒例の凧揚げ大会が行われる。
冬休みにはだから、そのための凧を作るという大事な宿題があるのだ。

低学年のうちは、授業中に先生と一緒に作る。
まずビニールを六角形に切り取り、たてに2本ほど、ホネになる細い木をボンドで貼り付ける。
ホネからはみ出た左右の三角形の部分はミミになる。
そのミミの、両端の頂点近くに穴を開けてタコ糸を通す。
左右からのタコ糸を手に持ってぶら下げ、バランスの良いところで結んで止め、
糸巻きの方のタコ糸と繋げれば出来上がり。
いわゆるビニールカイトですね。しっぽもあったと思う。
あとは、油性のマッキーかなんかで本体に好きな絵を描く。

1、2年生は、それを持って参戦。

3年生からは冬休みの宿題になるのだ。
もちろんビニールカイトを毎年作ってもいいんだけど、
だいたいこういうのって、作っていると間違いなく親の方が熱くなってしまうから
出来上がった凧はほとんどが親子作品だったりする。

だから年明けには、いろんな凧が集合する。

私はだいたいいつもひし形の和凧を作っていた。
十字に竹ヒゴを組んで、ひし形に切った和紙と貼り合せるだけの、和凧にしては簡単なものだ。もちろん長いしっぽも付ける。
ポイントは
横向きの竹ヒゴの端から端に渡したタコ糸をきゅっと短めにして、竹ヒゴをぐいっと反らせるところかな。
それからボンドの量とか、補強紙の貼り方とかで重さが変わるんだよね。
こういうの作った方ならお分かりですね。

凧揚げ大会とは、学年ごとに順番に、せーので自分の凧を揚げるのだ。
例のだだっ広い、海風の吹き付ける新・運動場で。
時間制限があって、
その中でいちばん高く揚がった者が優勝。
3位までが入賞者だったかな。

残念ながら、
そのひし形の凧では一度も入賞したことがない。
いつも一生懸命走り回っているだけで、
たまにふわふわと浮いたとしても、
しばらくするとすとんと地面に落ちてきてしまうのだ。

でも
糸がなくなるくらい高く揚がる子もいて、
そんな子はピーっと終わりの合図の笛の音が鳴っても
凧をおろすのにとても時間がかかったりする。
次の学年の子たちが揚げ始めても
なんだか苦労しながら空高くにある凧を引きおろす姿を見て
とてもうらやましく思ったのを覚えている。

よく揚がる凧を作るというのは、けっこう難しいことなのだ。

しめ飾りの思い出


しめ飾りを作ったことがありますか?

私はあります。

今日は久しぶりにO田小の話。

我がO田小は、
今思い出しても本当にいろんな行事やイベントが好きな学校だったと思う。
学芸会や音楽祭や運動会にマラソン大会といったおなじみの行事から
遠泳、芋掘り、もちつき大会、凧揚げ、節分の豆まきになわとび大会、
イチゴが生ればイチゴ狩り、
雪が積もれば午前の授業を中止して雪合戦、と

これで年間の学習指導要領(というんでしょうか?)が
きちんと消化されていたんだろうかと
今ごろになって首をかしげてしまうほどに
しょっちゅう全校で教室を飛び出していた。

それから
その年の気分によってなんとなく全校で取り組んでしまうこともよくあった。
いつかも書いたけど、突然ラジオ体操を完璧にこなそうとか、
いきなり一輪車をみんなでがんばろうとか
気がつくと全校で取り組んでいたりする。

はっきりいってこれほどいい加減な小学校もないんじゃないだろうか(笑)。

しめ飾り作りもそんなイベント事のひとつ。

毎年作った記憶もないから
ある時やっぱり誰かの思いつきでやったことなのかもしれない(笑)。

でもこれはけっこう本格的な体験だった。

なにしろワラでしめ縄を編むところからスタートするのだから。

近所に住む(と思われる)じいさまが数人で、体育館に教えに来てくれた。
どっさりとワラの山が置かれ、
そこから適当な量のワラ束を取る。
右手と左手に持ったそのワラを、片足で根元を踏んづけながら、
しゃきっしゃきっしゃきっ、といった感じで編んでいく。

編むというよりは撚るというほうが正確かもしれない。
ふたつのワラ束を両手にはさみ、
右手はあっちからこっちに、左手はこっちからあっちにという風に
一定方向にすり合わせてきつくきつく撚っていくのだ。

もちろん小学生だからそんなのうまくいくわけない。
コツがつかめなかったり
編めてもゆるゆるになってしまったりと
じいさまたちはもうあっちのグループへこっちのグループへと
教えてまわるのに大忙しだ。

ねじりハチマキにらくだのシャツに半纏、そして地下足袋といった出で立ちの
元気いっぱいのじいさまたちが
汗をかきかき子供たちに張り切って教えてくれる。
こっちに来たじいさまが私のワラ束に手を伸ばした。

「んなのはなぁ、こうやるんだよぅ」

目を疑った。

ふたつのワラ束を持った両の手のひらに
ぺっぺっと
じいさまはつばを吐きつつ編んでいく。

「しめらせねぇと、編めねぇからよぅ」


ぺっぺっ!


――アタシのしめ縄に、じいさまのつばが・・・。



とてもブルーになったのは言うまでもない(藁)。じゃなくて(笑)。


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もちろんじいさまたちに悪気があったわけじゃなく、
本来ああして作るものなんだろうな。

枝毛だらけで不恰好ではありましたが、
みかんとウラジロも付けて、一応、しめ飾りは完成した。

しめ飾りの思い出といえば、じいさまの威勢のよさとそれからつば。
これしかないです(笑)。



みなさま、
今年もお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします!


踊る大捜査線について・・・になってしまった

ところで先日のドライブインシアターの続き。

つい最近、うちともう1台の車しか入っていなかった事があったと書いたけど、
そのとき何を見たかというと

交渉人 真下正義

これって確か6月ぐらいに封切でしたよねー(今どき封切って言わないかな。公開?)。
なんだかんだで夏には結局見に行けなくて、レンタルで我慢しようと思ってたら
なんと
今ごろになって近くのドライブインシアターで上映している!
てなわけで、即、レンタルはやめにして行ってきたわけだ。

結果的には正解だった。

物語がクリスマス・イブの設定だもんだから
真夏に見るよりはこの年末のくそ寒いときの方がしっくりするんじゃないかな。
ご存知の方も多いでしょうが
地下鉄のクモと呼ばれる無人車両1両がシステムごと乗っ取られ、
遠隔操作によって暴走し始める。イブで大混雑している東京の地下鉄各線。
ネゴシエイター真下正義が犯人と交渉しながら事件を解決・・・
みたいなあらすじ。

ありえないことに、真下くんがカッコよかった(笑)。

この映画では
先日スペシャルドラマにもなった、木島警視がはじめて登場する。
それから
線引き屋と呼ばれる昔気質なおっさんや
始めは真下をののしりつつもだんだんと真下の役割を理解していく
地下鉄の司令室長。
・・・おっ??

みんな和久さんのポジションだよな。

あらためて和久平八郎(いかりや長介)というキャラクターの大きさを実感してしまった。

踊る大捜査線って基本的には
若手vsキャリア
現場vs権力
みたいな分かりやすい図式になっていると思う。
しかも警察機構という枠組みの中で、目的は単純に犯人を逮捕することなのに
キャリアの思惑とか権力同士のしがらみとかに現場の若手は翻弄される。
でも
青島刑事や室井管理官が
時にキャリアを押しのけ権力を無視して単純に(無理やり?)悪を追及する。
そこにスカッとするような小気味のよさがあるんだよね。

そしてそこに和久さんが加わるとさらに深みが増す。
若手の怒りをなだめ喝を入れ、キャリアの曇った目を晴らし、犯した罪の深さを犯人に認識させるのだ。

和久さんを失った踊る大捜査線。

見ろ。
和久さん的キャラが分散しちゃったじゃないか(笑)。

かえすがえすもそのことは残念だけど、映画としてはスピード感があって面白かったです。

大晦日から
今度は 容疑者 室井慎次 を上映するらしい。
なかなか粋なことをするじゃんか(笑)。

また見に行かなきゃ。


ドライブインシアター ほか。

ドライブインシアターが好きだ。

普通の映画館もキライじゃないんだけど、
映画館とドライブインシアターのどちらかに行こうと誘われたら
まず間違いなく選ぶのはドライブインシアターだ。

倒れそうなくらい貧弱な入り口で料金を払い
安っぽいチラシとチケットを受け取る。
だだっ広いパーキングエリアに向かってハンドルを切ると
バカでかいスクリーンに映像が映し出されている。
もちろん星空の下だ。
思い思いに車を停めて
教えてもらった音声チャンネルにカーラジオのチューナーを合わせる。
無事に音が聞こえてきたら
シートを好きな角度に倒し
買っておいたビールを開ける。(運転手さんはノンアルコールでね)
あとは映画が始まるのを待つだけ。
いくら混雑しようが、車の中という遮断された空間の中にいるのは
初めから終わりまで自分(たち)だけである。

もちろん
映画館でたくさんの人と同時に感動を共有できるのが映画の醍醐味だとか
あるいは
いくら大勢の観客がいようとも映画に没頭してしまえばひとりでも大勢でも同じだとか
そういうご意見もおありでしょう。
もしくは
スクリーンの質や音響設備についてはどうしても映画館の方が優れているだろうとかね。
ごもっともです。映画館というのはいいものなのです。

ただやっぱり私は
昼間はなんの場所だか分からないところで
日が暮れるとようやく入り口の鎖が外され、
大儀そうなおっちゃんがやる気のなさそうに無口にチケットを渡してくれる。
スクリーンの後ろの黒々とした木々とか広がる夜空とか
エンジンを切ってしんとなったところに無感動に響く音楽とか、

あのドライブインシアターの非日常的な異空間さがものすごく好きなのに違いない。


でも
だいたいどこもドライブインシアターというのは空いている。
空いているというよりむしろガラガラだったりする。

ものすごく幸運なことに
うちから車でちょっと走ったところにドライブインシアターがあるんだけど
この間久しぶりに行ったら、うちの車ともう1台だけしか入ってなかった。
いくら私が激しく数字に弱い人間でも
これで経営上成り立つのかなとものすごく心配になってしまう。
存続の危機かもしれない。


思うに
ドライブインシアターといい
コイン洗車場といい
バッティングセンターといい
私が好きなものはどんどん廃れていく運命にあるようだ。
というより
すでに廃れかけているものが好きなのだろうか。


バッティングセンターのバッターボックスの後ろのネット越しに
ストーブに当たりつつ缶入りのおしるこなんかを飲みながら
「いいねえ、今のは抜けたね」
とかなんとか言うのもかなり好きなことのひとつだ。


冬の格闘


この季節
ある種類の人たちにはたまらなく嫌なものがあるようですね。

静電気。

私はどっちかというと起きにくい方だと思う。
それでも車を運転すると、下りる時に必ずばちっと来る。
助手席に乗っていると起きないんだけどね。
運転すると起きる。どうしてだろう。
一説によると運転中はいろんな箇所を気にしなきゃいけなくて
その分シートと運転手の体に多くの摩擦が起こるからだとか。
本当だろうか。よく分からないですけど。
あとは着ている洋服によっては脱ぐ時にたまにばちばちばちっと音がしますね。
痛くはない。音だけ。まあその程度です。

でもこの静電気って、とてもためやすい人がいるとか。

うちの夫がそう。
この季節はどんなに彼に触れたくても(別に触れたくないけど。笑)
必ずといっていいほどばちっっとはじけるから怒られる。

「痛ぇーなー。おまえ、いいかげんにしろよ」

いや私じゃないですってば。

それが証拠に、彼はいろんなところではじけている。
金属製の扉、自動販売機、買い物に行けば商品棚やすれ違う人たち。
こう言っちゃなんだけど、見ているとおもしろい。
ばちっと来ると動作がそこで一瞬止まるんだね。
いま痛かったんだろうなと想像しているとこっちを振り返って
「痛ぇーよ」とかなんとか言ってぷりぷりしている。

おもしろい。

これも聞いた話だけど
オフィスや大型店舗などの床には
静電気が発生しやすい材質が使われている場合がけっこうあるとか。
OA機器などが多く置いてあるところはアース処理を施すんだけど
まあ普通の店舗などはしないんだろうな。
だから買い物をすると静電気が起きるという人はわりといらっしゃるんじゃないでしょうか。

ちなみに夫は
静電気防止グッズなんてのもいろいろ試しているようである。
でもすべて気休めなんだそうだ。
そこまでして毎年毎年、姿の見えない静電気と格闘しなきゃいけないなんて
まあ気の毒ではある。
冬なんて寒いだけでも大変なのにね。


最近気付いたんだけど
どうやら末姫も静電気をためやすいようである。
車に乗ると、みるみるうちに彼女の髪の毛が逆立ってくる。
まるでB級のホラー映画みたいだ。
笑える。
でもそんなときには正直言って、いきなり触ってほしくなかったりする。

でも4歳児には静電気の仕組みがまだよく分からないから
どうしてもいきなりパパやママに触ってしまう。そりゃそうだ。
ばちっっ。
小さい手が静電気にやられて痛そうである。かわいそうに。

末姫が泣きそうな声でつぶやく。

「ママ・・・。
 手から でんげき が出る・・・。」

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なんか強そうだなぁ。


メリークリスマス

いやしかし
クリスマスというのは相変わらずどこも混雑するものですねー。

夕食の買い物に
ちょっと大き目のスーパーに出かけた。

こちとら主婦暦十年を超えるもんだから
クリスマス近くになると、近所のスーパーでの安売りは見逃さない(笑)。
今年も
数日前にゲットしておいた骨付き肉で
クリスマスらしい料理でも作ろうかと腕まくりをしてみた。
ただ
どうしても野菜などは当日手に入れたいので
午後の早いうちに混雑を避けたつもりで出かけたのだ。

甘かったね。

どっからあんなに人が集まるんだろうというくらいに
スーパーは混雑していた。
まあそれはいいとしてさ。

どっから見ても明らかに新婚さん風な男女
このときとばかりにやたらと目に付いて困る。

ラフな格好で
フリルレタスとかバゲットとかワインとかチーズなんかを
カートに積んだ若いカップルさん達さー。

肩口から腰から足にかけて
べったりとくっついて離れないのはいいんだけどさー
なんだかもう無目的な感じで買い物しててさー
そこだけ完全に二人の世界になっちゃってるんだよねー(笑)。

それでなくても店内は混雑してるのに
何があってもぴったりと並んだまま
けっっっして離れないよね(笑)。

ほんの一瞬でいいから縦列になって脇によけてよ
と思う男女がいっぱいいた。

事情があってまたも重度の二日酔いだったからもう邪魔で邪魔で(笑)。

なにはともあれ
メリークリスマス!




花より男子

先日、最終回を迎えてしまいましたが、
ドラマ 「花より男子」 はなかなか面白かったですね。
長女が毎週ビデオに録画していて、
ヒマさえあれば何度も何度も繰り返し見るもんだから
結局、夫も末っ子も私も含めて家族全員でハマってしまったじゃないか。

これ、
原作の方はもちろん面白くて大好きなんだけど
そのせいもあって、初めにドラマ化と聞いた瞬間
ムリだろう・・・
と思ってしまった。
あまりにも登場人物のキャラが濃いので映像化って難しいと思ったんだよね。

でも
道明寺役の松本潤くんもぶっ飛んでてよかったし
つくし役の井上真央ちゃんも普通っぽい元気よさがあったし
松嶋菜々子も加賀まり子も小林すすむも石野真子も脇をしっかりと固めててよかった。
まあちょっとイメージ違うぞという配役の人もいましたが
おおむね成功でいいんじゃない?
個人的には幼なじみの和也くん と道明寺家お手伝いのタマさん を出演させてほしかったけれど
しょせん3ヶ月程度のTVドラマじゃ時間が足りないというか
あんまり細かく展開できなさそうで仕方ないですよね。

あー原作読みたくなりますねー。
でも今どこも売ってないんだよね(古本屋限定)。
 
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ところで
ビンボーでしっかり者のつくしと
超・お金持ちでぶっ飛びの道明寺との
うまくいきそうでなかなかそうはいかないコメディータッチの
昔からありそうっちゃありそうな恋愛ドラマ、
この 「花より男子」 に
ひそかにハマりつつある夫がある日ぼそっと言った。

「うちには三人も娘がいるんだからさー
 誰かひとりくらいこういうヤツ(道明寺ね)見つけて
 玉の輿に乗ってくんねーかなー・・・」


三人の娘を持つ父親として
こういう発言は果たしてどうなのか疑問は大いにあるところだけれど
まあ分からなくもないので(そうなのか?)そーだねーと軽く相づちを打っておいた。
そしたら姉たちふたりが

「ムリムリ!何言ってんの、おとうさん!そんな出会いありえないって!」

「だいたいさー、道明寺みたいなのじゃアタシいやだよ!やってらんない!」

と意外にも激しく拒否されてしまった。子供のくせにふたりともいやに現実的だ。
そうかなー。道明寺けっこういいじゃんか。
超・お金持ちだしわりにスジ通すし浮気の心配なさそうだしさ。
それなりに楽しい人生送れそうだぞー。かなりぶっ飛びでB型丸出しだけど
そんなんうちはみんなB型だからケッコンしてもきっと全然驚かないよね。うん。
つーかうちの夫が超・お金持ちだったらなー。道明寺までとは言わないからさー。
という私の心の中を見越したように
いきなり末姫が

「あたし、たまのこし のる!」

「おーそうかそうか。見ろ、末姫だけだぞ、親孝行な娘は。」 (だからその考えはどうなのよ。笑) 

「パパー、たまのこし のりたい!」

「頼んだぞー、末姫」

「いつのれる?

 あした?

 たまのこし のりたーい!

 パパー、たまのこし どこにあるのー?

 つれてってーー!」



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ジェットコースターじゃないんだからさ。


光の射さない場所

およそ一週間ものあいだ、PCの前に一切座らなかった。
開いてみようという気がまったく起こらなかったのだ。

一週間ぶりにPCを開くと、メールボックスが大変な事になっていて
300通余りのメールをなんとか処理した。
でも結局、その中でも必要なメールは6通ほどで、
それに気付くとなんだかおかしくなってはははと笑ってしまった。
世の中ってよくわからないね。

一週間のあいだ、いったい何をしていたかというと
なにもしていなかったんだな、これが。

ずっと風邪っぽくて体調がたしかに悪かったんだけど、
それとは別に、時々そんなふうになることがある。

PCも開きたくない。
TVも見ない。
新聞も読まない。
本もマンガも読まない。
やたらと眠い。
曜日の感覚がなくなる。
頭の中にぼんやりと靄がかかっている。


こう書くとなんかちょっとやばいね(笑)。

できれば誰にも会いたくない。
でももちろんそんなわけにはいかない。
実際に人に会って話をしていても、意識はずっとどこか遠いところにある。


――どこだと思う?


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たぶん、深い海の底。

光のまったく射さない、深海にずっと私の意識はある。

そこに座り込んだまま目を凝らすんだけど、あたりは真っ暗で何も見えないんだ。
きっとグロテスクな深海魚たちが、
いきなりふっと現れたひとりの人間の姿を
警戒した目つきでじっと窺っているに違いない。
光もなく
色もない
音もないそんな世界で
何匹、何十匹というグロテスクな深海魚たちが
少しずつ警戒の輪を狭めながら、
ひとりの人間にじりじりと近付いてくる。
でも
私には何も見えない。
何も聞こえない。
ただ
真っ暗な海の底でぼんやりと目を凝らしていただけだ。

そうやって一週間が過ぎていったのだ。



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でも
どうやら
ずい分浮上してきたみたいだ。
今ごろは日本近海あたりまで来れたに違いない。
だって
少なくともこうして、PCを開いてなんとか書き込みも出来ているようだし(笑)。

ブログはちょっと言い表せないくらい楽しいし
みなさんと知り合えてとてもうれしい。

ただ
時々こんなふうになるのは仕方がないみたいだ(笑)。

これからもよろしく。

なんかおかしいな、と思ったら
きっとまた深海に行っちゃってるんだろうと
笑い飛ばしてやってくださいね。